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2015年09月08日放送

食欲の秋です、生シイタケの美味しい食べ方~健康いきいきメモ(放送第6回)~

暦の上では秋本番、白露 (はくろ) と言いまして、朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じる頃ですが、日中はまだまだ暑い日が続いています。今回は食欲の秋ということで、生シイタケの美味しい食べ方や魅力について、お話したいと思います。

シイタケは生も乾燥も旨い!

シイタケは「生」と「乾燥」の2種類がお店で販売されているかと思います。どちらも同じシイタケですが、栄養や食感が異なり、おすすめの料理も変わってきます。

はじめに生シイタケは、食感の良いジューシーでなめらかな舌触りが魅力。炙ったり、焼いたり、お吸い物に入れたり…とれたてそのままの味をシンプルに楽しむのがおすすめです。これからはどんどん寒くなってきますので、鍋に加えるのもいいですね。

続いて乾燥シイタケですが、こちらは水でじっくり戻すことで、水にシイタケの旨みがしみ込んだ美味しいダシを作ることができます。この戻し汁と一緒に煮物に入れたり、蒸しものに入れて使うのがおすすめです。また、天日で干した乾燥シイタケは、「ビタミンD」が多く含まれています。

今回ラジオでお世話になっているレディオモモのパーソナリティ、太田さんにもおすすめの調理方法を聞いたところ、「トマトをのせた焼きしいたけ」 とのことでした。 しいたけの軸を活用した簡単レシピですので、ぜひお試しください。 ≫レシピはこちらからチェック シイタケは生も乾燥も食物繊維が豊富で、しかも低カロリーな食材です。他にも様々な栄養が含まれていますので、皆様もぜひ料理に取り入れてみて下さい。

人類は昔からキノコを食べていた!

現代でも大活躍のシイタケですが、日本人とシイタケは、古くから密接に関わりがありました。 日本人のキノコを食べる習慣は古く、なんと縄文時代には、既にキノコを食べていた形跡が見つかっています。また、「日本書紀」や「万葉集」といった歴史的に有名な書物にもキノコを食べたという記録が残っており、江戸時代初頭には、現代のようなキノコの人工栽培がはじまったといわれています。
シイタケは、キノコの中でもとりわけ日本の食卓に古くから並んでいる「食」でして、これほど浸透したのは私たち日本人の食文化によく合う栄養と、旨味が含まれているからではないかと思います。

総合研究所のはじまり

「シイタケ」は、私たちの生キノコ製造の原点とも言えます。総合研究所(旧アサノバイオ研究所)で本格的に生キノコの栽培をスタートしたのは、今から27年前の、昭和63年のことです。 現在は当時の何倍もの規模になり、主力の生シイタケ生産量は県内で第2位の生産量を誇り、一般にはほとんど流通していない国産の生キクラゲも通年でご提供できるようになりました。

生キノコの生産に際しては、その土台である菌床作りから収穫までトレーサビリテイ(管理の記録を残し、後から追跡できること)ができる体制にあり、農薬は一切使用せず、品質にこだわったキノコ作りに取り組んでいます。 例えば、生キノコ栽培用の水は玉野市の地下水を用いていますが、ろ過等を行った後で栽培に使用しています。また、水質検査も外部に委託して定期的に行っています。

また 、総合研究所でキノコの成分や機能性食品等について研究開発を行うとともに、生産の効率化や品質管理も担っています。 今後も皆様が安心して食べられるようなキノコ商品を提供できるよう、社員が一丸となり取り組んでいきますので、よろしくお願いします。

今年も「みやま祭り」に出店します!

そして今年の秋に、私たちの作ったシイタケをたっぷり食べてもらえる楽しいイベントに参加します!

例年秋・冬に地元玉野市で定期開催されている大型イベント「みやま祭り」に出店し、地産地消PR及び食育の普及活動を目的に、毎年大好評のシイタケ詰め放題の販売を行います。

みやま祭りでは、例年ステージイベントやくじ引き、お子様向けのゲームコーナー、地元の野菜や果物の販売など、各ブースで楽しい企画が組まれています。 今年の「みやま祭り 秋の陣」は、10月4日に開催です。私たちは午前9時~午後3時まで、浅野産業株式会社として出店しています。

当日は、Gaspoポータルサイトのマスコットキャラクター「がっぴー」も、ブースに登場予定です。記念撮影も可能なので、出会えるのをお楽しみに。 入場無料ですので、ぜひ皆様でお越しください。

プレゼントのお知らせ

残念ながらイベントに参加できないという方のために、今回もプレゼントを用意しました。クイズに正解した方の中から、新鮮な生シイタケ1キログラム(10パック程度相当)を抽選で5名の方にプレゼントします。(応募は終了しました)

ではクイズです。 日本人は古くからキノコを食べる習慣がありますが、それは次のうちどれでしょうか。
①石器時代 , ②縄文時代 , ③江戸時代

答えは今回のきのこらむの中に隠れていますよ。応募の際には必ずクイズの回答番号を選択してご応募ください。
​次回は、食欲の秋、プロが教える生キクラゲの美味しい食べ方についてお話したいと思います。