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2016年12月06日放送

【ラジオきのこらむ】part.17 道の駅みやま公園まつり×たまの雑穀フェスタ2016に出展しました

2016年11月23日(祝)に、岡山県玉野市で「道の駅みやま公園まつり」が行われました。こちらのイベントは地元の農水産物や特産品を販売する催しで、広大な駐車場が満車になる等、大変盛り上がっていました。
浅野産業㈱でもシイタケの詰め放題ブースを出展していましたので、今回はそのイベントの様子をインタビューを交えてお届けしていきます。

きのこ研究所所長へのインタビュー

太田さん(レディオモモのパーソナリティー、以下「太田さん」): 今日は、道の駅みやま公園まつり×たまの雑穀フェスタ2016の会場からお届けしていきます。目玉イベントともなっております浅野産業㈱のシイタケ詰め放題のブースに来ていますが、既に長蛇の列ができております!イベント前からお客さんが来られるという話も聞いていたのですが、まさかここまでとは思いませんでした!

所長(浅野産業㈱きのこ研究所所長、以下「所長」): 今うちのスタッフがシイタケ詰め放題コーナーの準備しているところなんですが、お客さんから「早くやってくれ」という声もあって。もう商品を手に取っている方もいるぐらい好評なんです。

生しいたけの詰め放題 生しいたけの詰め放題

太田さん: 今日行われる「生シイタケの詰め放題」なのですが、たくさんシイタケが用意されていますが、どのぐらいあるのでしょうか?

所長: おそらく400kg近い量を持ってきていると思います。

太田さん: 今日はこちらに新鮮で高品質なシイタケを持ってきてくださっているんですよね。

所長: そうですね。弊社では毎日生シイタケを収穫しておりまして、昨日収穫したばかりの新しいものを冷蔵庫で保存しておいて、今朝すぐに積み込んで運んできています。

搬入されたばかりの大量の生椎茸 搬入されたばかりの大量の生椎茸

太田さん: お値段はどのぐらいなんですか?

所長: 生シイタケが詰め放題で、1袋200円です。

太田さん: 非常にお得な価格設定ですが、地元玉野市のお祭りということで、地域に貢献するという意味合いもあるのでしょうか?

所長: そうですね。弊社は玉野市で約30年前からきのこを栽培しています。開業当時は違う種類の茸を育てていましたが、今に至るまで地元密着型の企業として玉野市長をはじめとする様々な方に支えられ、応援してもらっています。ですので、こういったイベントを通じて恩返しをしていきたいと考えています。

生しいたけの他、乾燥キクラゲの詰め放題も 生しいたけの他、乾燥キクラゲの詰め放題も

太田さん: 先程ブースに来場しているお客さんにお話を聞いていたら、「毎年来ているんです」という方もいらっしゃいました。

所長: みやま祭りはみやま公園で開催されているお祭りなのですが、3~4年前から始まり、弊社は毎年出場しております。今後も開催されることがあれば、参加していきたいと思っています。

実際に詰め放題を体験しました!

太田さん: 私も詰め放題に挑戦してみたいと思います。強者だとどのぐらい詰められていくのですか?

詰め放題スタッフ: 袋にてんこ盛りで500gぐらい詰めますよ。持った時にシイタケが落ちなかったらOKなのでたくさん詰めて下さい。

詰め放題では袋からはみ出していても落ちなければOK。 詰め放題では袋からはみ出していても落ちなければOK。

太田さん: 新鮮なシイタケで、さわっただけでも瑞々しさがあります。スーパーで販売されているシイタケの値段を考えたらずっと安いですよね。お家にかえってどうやって食べようか考えるのも楽しいです。

所長: 太田さん上手ですね!

太田さん: 落ちたり、袋が破けたりしたらだめなのですが、一緒に参加されていたお母さんたちは、皆さん詰めるのが本当に上手で。うまいことパズルのように組み合わせていて、熟練の技を見せてもらいました。

所長: みやま祭りには秋の陣と冬の陣がありますので、おそらく来年2月頃にまた開催されるのではないかと思います。ぜひ来場して、皆さんも詰め放題に参加してみてください。

中には毎年参加するという方も 中には毎年参加するという方も

来場者へのインタビュー

玉野市から参加しました。前回も参加して、焼いて食べました。美味しいですよ~。(詰め放題参加者の女性)

玉野市から参加しました。去年は来るのが遅かったから詰め放題がもう終了してしまっていて、今回初めて参加できました。シイタケは水炊きとかもいいし、干して保存もできるからいいですね。(詰め放題参加者の女性)

玉野市長・黒田晋さんインタビュー

―今日は少し気温は冷え込んでいるかなという感じですが、今年の盛り上がりはどうですか?

天候のわりには早い段階から人がたくさんの方が来場してくださっているので、だんだんイベントが定着してきたなと思います。

―地元企業の浅野産業㈱さんは今年もシイタケの詰め放題をされているのですが、すごい熱気ですね。

 長年ご協力いただいておりますが、みやま祭りではこのシイタケの袋詰めが一番人気があるといってもオーバーじゃないと思います。

―浅野産業㈱では、玉野市の玉原に事業所、長尾に工場があり、きのこ栽培に取り組んでいます。市長は浅野産業のきのこは食べられてますか?

定期的にいただいておりますし、きのこ工場に視察に行ったり、保育園での食育活動も行っているので、そういったイベントの時にもおいしくいただいています。

―ちなみにお好きなシイタケの料理やきのこの料理はありますか?

これからは鍋の季節ですが、浅野産業のしいたけは肉厚があるので、ステーキみたいに焼いて食べるのが一番おいしいと僕は思っています。

―浅野産業のシイタケは、幼稚園・保育園での食育活動をはじめ、玉野市内の小学校の給食にも提供されています。

菌類が体にいいというのはずっと言われ続けています。食育活動を通じて、きのこを作るところから子どもたちが体験できることで、食の恵みを学び、おいしく食べて、好き嫌いがなくなる良い機会だと思います。

―浅野産業では障がい者雇用や福祉施設との連携にも取り組んでいます。市としてはどのようにお考えでしょうか。

まさに今、玉野市が一番取り組もうとしている課題で、高齢化が進んでいていくなかで、町のあり方を見直す時期にきています。高齢者もそうですし、障碍者の方や、若者も、子供たちも、みんな当たり前に普通の状態で共同作業ができるような町づくりを来年から強めようと思っているので、玉野市のこれから目指すところとも合致していると思います。

―浅野産業のしいたけを玉野市内外に発信していくためにはどんなことが必要だとお考えでしょうか。

だんだん定着してきた感じがあるので、今度は料理のバリエーションを発信していったら良いと思います。どんな食べ方ができるのかという部分は、主婦の方も気になるところだと思いますので。それから、菌類が体に良いんだということを、我々自治体や、食育に関わる方たちで広めていったら良いと思います。

―最後に今年一年を振り返って、市長にとってどんな一年だったでしょうか。

今年は、2017年に向けて準備をすすめてきました。ありきたりになりますが、どこの自治体でも次の世代に向けての準備が必要となってきています。玉野市においては、いよいよ来年から本格的な作業が始まると思っております。浅野産業さんが菌からきのこを育てていく現場を何度も見てきましたが、いよいよ我々も収穫の時期と言いますか、本格的な玉野の町づくりが再スタートする年になればと思っています。

最後に

ということで今回は、たくさんの方で賑わっていているみやま祭りからインタビューの模様をお届けしました。次回の機会にはぜひ皆さんも参加して、新鮮なシイタケをたくさんゲットしていただきたいなと思います。
次回もおでかけ収録を予定しています。