column

2016年07月12日放送

【ラジオきのこらむ】part.7 玉野市にあるキノコ工場の現場をのぞいてみよう!

今回は、玉野市長尾にあるキノコ工場についてのお話です。 実際にどのようにしてキノコが作られているのか、その一部をご紹介します。

しいたけ栽培現場の様子

しいたけの生産が始まってから、今年で10年目を迎えます。

1つのハウスでは約10万菌床ぐらい育てられており、1日の収穫量は平均700キロほど。年間だと250トンにも及び、これは中国地方第3位の生産量です。また、キノコは全て手作業で丁寧に収穫されています。

昔はしいたけの栽培=原木栽培というイメージが強かったと思いますが、原木栽培には害虫被害や飛散農薬等の問題もあり、現在は国内生産の90%以上が菌床栽培です。

収穫のポイント

収穫のポイントは、根元の方を優しく持って、横に折るような感じで収穫すること。軸を強く持ちすぎると痛んでしまうので、繊細な作業です。

実はしいたけは、採れたての場合はそのまま生で食べても美味しいきのこです。瑞々しくて美味しいのですが、こうした収穫現場でしか味わえない貴重な味です。

室内で育てられているので農薬は不使用、虫の混入等もないので、安心してお召し上がりください。

きくらげ栽培現場の様子

続いてきくらげの栽培現場です。小さなものと大きなものが一緒に生えているので、収穫するときには大きいものだけを根元から収穫していきます。

大きなものは手のひら位の大きさ。表側と裏側で見た目が異なり、裏側は白っぽいのが特徴です。 この白い部分はきのこの胞子ですので、食べる前には丁寧に洗い流してから調理してください。

さっと湯通ししてシンプルにポン酢でいただいても美味しいですし、これからも季節だと冷やし中華に入れても美味しいのではないかと思います。

乾燥きくらげ製造のこだわり

また、きくらげと言えば乾燥きくらげを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。

こちらの工場では収穫したきくらげの胞子を洗い流して乾燥機に並べ、約12時間かけて乾燥キクラゲに加工しています。こうすることで、大きさは元々の1/10ぐらいまで小さくなります。

安心して食べてもらえるよう異物混入には特に注意を払い、金属探知機等を使って対策をとっています。

黒田玉野市長インタビュー

Q: 地元・玉野市でこういった企業が活動していることについてどのように思われますか?

黒田市長: 玉野市は「造船の町」という印象を持っている方も多いと思いますが、その中でも浅野産業は30年にわたり、菌類の部門で活動してくれています。特に市内の幼稚園や保育園に菌床を提供し、園児たちに実際に育てて収穫してもらうといった食育体験の面でも活動を行ってくれており、たいへん感謝しています。

Q: 市長もキノコを食べたことがあると思いますが、いかがでしたか?

黒田市長: 浅野産業のしいたけは、しいたけが料理のメインになり得るぐらいの肉厚感が特徴だと思います。スーパー等で販売されているので、実際に一度召し上がられた方が、「玉野産のしいたけ」でもある浅野産業のしいたけの美味しさを実感できるのではないでしょうか。

Q: 玉野市として今後期待したいことはありますか?

黒田市長: 国内産のキクラゲを望む声は多いと、浅野産業さんからも聞いています。休耕田が増える中で、玉野市内のいろんなところでさらに菌類の栽培ができるようなお手伝いや協力ができればと思っています。

ネットショップで好評販売中です!

浅野産業のキノコは、地元のスーパーや、ウェブサイト「きのこ家」で販売中! 工場から直送した新鮮なキノコをお届けしています。ぜひご利用ください。
≫きのこ家へはこちらから。